もっと三次が好きになる！トレッタみよしの農家・農産物紹介

当り屋本店

人気焼肉店から登場した手作り万能調味料誰でもやみつきになる美味しさです

焼肉店のサービス品から生まれた「唐ジャン」

当り屋本店は、昔ながらの美味しい国産和牛が評判と他県からもお客さんが通うほど人気のお店ですが、注目すべきは独自にアレンジした「唐ジャン」です。ジャンとは韓国語で味噌のこと。もとは農家から頂く大量の白菜をキムチにして周りに配っていましたが、店の奥さんである永井順子さんの、「子どもたちにも安心して食べて健康になるものを作りたい」という思いから、唐ジャンを作りました。家族やお客さんに食べてもらったところ、「これは美味しい。いいよ！」と、店でも酒の肴として売り出したところ大ヒット。焼肉にはもちろん、冷奴や野菜、天ぷらなど、なんにでも合う万能な調味料として、トレッタみよしでも人気です。

 

 

体によいものだからこそ若い人に食べてほしい

「材料すべてを国産にするのは難しいけど、手作りで無添加なので安心して食べてもらいたい。あまりご飯を食べない若い人が唐ジャンをつけたことで大量にご飯を食べてもらえたのは嬉しかったですね」と、顔をほころばせます。永井さん自身の病気、また子供のアトピーで苦労した経験から、健康に人一倍気をつけているからこそ、良いと思うものへの情熱が確信に変わります。

 

 

 

 

 

使い方いろいろ・3種で食べ比べも

唐ジャンの種類は、辛口、甘口、トマト味の３つ。辛口は野菜がたっぷりで、キムチ好きならいくらでも食べたくなるほど辛すぎず美味しい。甘口は野菜をとろとろにして唐辛子を少なめにしているため冬場の鍋料理にぴったりです。トマト味はトマト缶をベースに、生のトマトも加え、さらに三次産のピオーネを入れてまろやかに仕上げています。料理の味付けとして食べ比べをするのが楽しい商品です。「この他にも塩こうじや激辛味、三次の特産品である鮎を入れたものも作っていきたい」と、新たな商品開発の夢を抱きます。

 

 

 

 

初出店で手ごたえをつかむ

しかし1人で作っているので量が少ないため、加工場を設けて生産を安定させるべきなどの課題もあります。まずは唐ジャンを多くの人に知ってもらうため町のお祭りに出店し、和牛だしのおでんに唐ジャンをつけてお客さんに試食してもらいました。永井さんは、「唐ジャンは色んなものに合うんですよ」と、自信を持って接客をこなします。お客さんの反応も上々で、2日間の出店で出した唐ジャンは全て完売となりました。

 

当り屋

●連絡先

三次市十日市中1-10-14　　TEL　0824-62-3532

●商品情報

・唐ジャン（キムチの素）　100g/595円（税込）

　辛口・甘口・トマト味の3種類。

 

【農業ライターの一言】

激辛は得意ではないのですが、唐ジャンはピリリとしながらもまろやかで後引く美味しさ。何にでも合うところがまた良いですね。